管理人の<まぁちゃん>です。
今回は、認知症の父親が
鉄道事故にあった裁判で
逆転勝訴勝ち取った
高井隆一さんについて
いろいろと調べていこうと思います。
出典:https://www.youtube.com
高井隆一さんは認知症の父親の介護中に
少し目を離したことで
徘徊した父親が電車にはねられてしまった
ということです。
そこで高井さんと鉄道会社は、
振り替え輸送費などの賠償をめぐり
裁判になったということでしたので
今回は、高井隆一さんの
プロフィールや経歴
鉄道事故の経緯
について調べていこうと思います。
いっしょに確認していきましょう。
この人についても気になる♪
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目次
1.認知症鉄道事故の遺族「高井隆一」のプロフィールや経歴は?
それでは、さっそく認知症徘徊事故で父親を亡くした
高井隆一さんのプロフィールや経歴
について確認していきましょう。
出典:https://www.min-iren.gr.jp
名前 :高井隆一(たかいりゅういち)
生年月日:1950年
出身地 :愛知県大阪府
会社 :三井信託銀行
職業 :会社役員
高井隆一さんは1973年に
三井信託銀行(旧中央信託銀行)に入社され
取締役審査部長や、
取締役員不動産業務部長を歴任され
2015年に大府市にて亡父の跡を継いで
不動産事務所を開設されています。
高井隆一さんは認知症だった亡父の
鉄道事故で、
JR東海から720万円の
損害賠償請求を受け、
10人の支援者の力を借りて
8年後の最高裁で
逆転勝訴の判決を勝ち取っています。
認知症患者の
鉄道事故に対する責任は
遺族が一方的に悪いという
今までの常識をくつがえした方です。
三井信託銀行の取締役をされていた
ということですので
普通なら一方的に遺族が悪いと
考えられていた常識をくつがえした
考える力のある方ということが
うかがえますね。
もしも高井さんの事故がなければ
今も一方的に ”遺族が悪い” という
考え方は変わっていなかったでしょう。
現在は、自分たちの経験をもとに
認知症の人たちが安心して
地域で過ごせるように
講演会活動や地元大府で啓発活動などに
日々活躍されています。
この人のについても気になる♪
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2.高井隆一の父親の事故の経緯は?
さて、高井隆一さんはどのような経緯で父親の鉄道事故にあったのでしょう?
2007年12月の事故では、
高井隆一さんの父親(91歳)は要介護4で、
85歳だった同居の母親も
要介護1ということでした。
すでにこの時点で両親の介護は
夫婦では難しいということがわかります。
当時は、64歳だった高井隆一さんの妻が
横浜から実家の大阪近くに転居して
介護しながら、
高井隆一さんも会社が休みの週末に
帰省され介護されてたということです。
この時点では、高井隆一さん夫婦が
プライベート時間のほとんどを
介護に費やしていたそうです。
高井隆一さんの父親は
デイサービスに週6日日間通うなど、
介護保険サービスもフル活用
されていたものの
付き添っていた母親が
6~7分くらいの間目を離したすきに
父親は家を出てしまいます。
家の別の玄関扉は父親が近づくと
チャイムが鳴るようになってたため、
その扉から父親が出て行ってしまうのは
初めてのことだったそうです。
父親の徘徊で鉄道事故
高井隆一さんの父親は最寄りのJR大阪駅から
無銭で電車に乗って一駅となりの
隣の共和駅で降りて
ホーム先端の無施錠になっていた
扉から排尿のために
線路に出てしまったと
みられています。
そこへ走ってきた電車に
高井さんの父親ははねられてしまい
帰らぬ人になってしまいました。
JR東海からの請求書と裁判
そんな高井隆一さんの元へ届いたのはJR東海からの ”1枚の請求書” だけ。
請求額は720万円。
何の話し合いを持たないまま
請求書だけ送ってきたJR東海に
高井隆一さんは形だけでも
線香でももてきてくれてたら
裁判にはなっていなかったと
強い違和感を感じたと言います。
「JRは認知症の人が行方不明になるのを
防ぐ関門となるべき
公共交通機関でありながら、
認知症への理解がなくていいのか」
出典:https://www.nishinippon.co.jp
そして、1審では
「高井さんらが監督義務者にあたる」
「介護に過失があった」
としてJR東海の主張を全面的に認め
高井さんは敗訴してしまいます。
【裁判の経緯】そして高井隆一さんは最高裁まで争い
2007年12月 JR東海道本線共和駅で高井良雄さん(当時91)が電車にはねられ死亡
2008年5月 JR東海より高井さんの遺族に対して、損害賠償請求(約720万円)が届く
2013年8月(一審) 名古屋地裁が高井さんの妻と長男に対して、請求額全額(約720万円)の支払いを命じる
2014年4月(二審) 名古屋高裁が高井さんの妻に対して、請求額の半額(約360万円)の支払いを命じる
2016年3月(最高裁) 最高裁がJR東海の損害賠償請求を否定する逆転判決出典:https://www.min-iren.gr.jp
多くの人のサポートのおかげで
6年間の裁判の末に
逆転勝訴を勝ち取ったということで
社会に大きな影響を与えました。
そんな高井さんは徘徊について
このように語られています。
父は生まれ育った家やかつての職場など、必ず目的を持って歩いていました。「徘徊」という言葉は極力使わないでほしい。私は困っている方を見かけたら、優しく静かにお声がけしようと思います。
出典:出典:https://www.min-iren.gr.jp
高井さんの父親は
温厚で優しい人だったということで
父の死を無視されたような気持ちになった
高井さんは
介護の現場や
地域全体での徘徊対策などの
必要性を訴え続けられた結果の
最高裁の判決だったようです。
高井さんの行動が父親の無念だけでなく
同じ介護の状況にあった人の
力になったのは間違いないでしょう。
この人についても気になる♪
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リンク
3.高井隆一さん「逆転人生」に登場!
そんな高井隆一さんは2020年6月1日にNHKで放送の
「逆転人生」に登場されます。
出典:https://www.nhk.jp
当時の生活状態から裁判になったことで
サポートの手が広がったということです。
高齢化社会のリスクが
さらにこれからこのようなケースが
起きるかもしれません。
私たちも同じ事件が起きないように
対策を立てなければいけませんね。
この人についても気になる♪
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高井隆一さんをいろいろみてきて
今回は、認知症の父親が鉄道事故にあった裁判で
逆転勝訴勝ち取った
高井隆一さんについて
いろいろと調べてきました。
もしも高井さんの事故がなければ
今も一方的に ”遺族が悪い” という
考え方は変わっていなかったでしょう。
これから高齢化が進む日本で
同じようなことが起きないとも限りません。
高井さんの経験から
介護する人を一方的に悪者に
されないよう気をつけていきましょう。
それでは、
今日も、最後までご覧いただきまして
ありがとうございます。